害獣の農作物被害について

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畑のスイカ

害獣は昔から私たち人間の作る作物に大きな被害を加えてきました。さまざまな情報や技術が発達した現代でも害獣による被害を完全に防ぐことは難しいのが現状です。害獣がもたらす農作物の被害や対策について詳しく紹介していきます。

害獣のもたらす農作物被害

イノシシやカラスといった害獣による農作物被害が後を絶ちません。一生懸命に種をまいたり、水をあげたりして育てていた農作物が害獣によって一瞬にして荒らされてしまうことがあります。

餌を求めてやってくる害獣

本来害獣は人間とは離れた場所で生活を送っているのですが、餌となるものが見つからなければ行動範囲を広げて人間が生活する地域へも足を踏み入れます。

畑は一日中人間が監視をしているわけではありませんので、非常に害獣にとって狙いやすい場所だともいえるのです。

餌となる美味しそうな野菜が栽培されていますので、それらを自分たちの餌として食い尽くしてしまいます。

害獣被害が増えている要因

害獣による被害は増加傾向にあります。その原因として森林伐採などで自然が減少し、害獣が生息できる範囲が狭まっていること、地球温暖化などが主な原因として考えられています。

害獣被害を適切にとらないと受ける被害もますます大きくなっていくと考えられます。農作物を栽培、販売することで生計を立てている方にとって大きな打撃となってしまうでしょう。

農作物の被害額

害獣は農作物を食べてしまうため、せっかく栽培した農作物が収穫できなくなります。その結果どれだけの被害を被ってしまうのでしょうか。

被害状況について

農林水産省のウェブサイトにて、害獣被害の被害額について公表されているページが見つかります。

それを参考にしてみると平成27年度の被害額は総額176億円にものぼります。たかが害獣と思ってしまいますが、被害額がこれだけになると聞くとその被害の大きさがよくわかると思います。

それでも平成26年度の被害額と比較してみると15億円被害額が減少しているのです。

被害を与える害獣とは

農作物に被害を与える害獣にもいろいろな種類がいますが、平成27年度でみると最も被害を多く与えた害獣はシカです。

動物園などではおとなしそうなイメージがあるシカですが、害獣としては非常に厄介な存在であることがわかります。

シカだけでも60億円もの農作物被害が出ているという報告されています。次いで多いのがイノシシであり、イノシシだけで51億円もの農作物被害を与えています。

農作物被害の対策

甚大な被害を出さないためにも害獣から農作物を守る対策を取ることが重要になります。具体的な対策について紹介していきます。

イノシシ対策の有効策とは

害獣被害の中でもイノシシによる被害は大きいのですが、イノシシは農作物だけでなく人間にも危害を与える危険性がありますのでしっかりと対策をとっておきましょう。

有効策の一つが柵を設けることです。畑の周りを柵で囲ってイノシシが畑の中に侵入できないようにするのですが、イノシシはあのような体格でも非常に高い身体能力を持っていますので低い柵なら簡単に飛び越えられてしまうのです。

柵の高さを高めにするだけでなく網やワイヤーなどを併用して簡単にイノシシが侵入できないようにしておくのが望ましいです。

カプサイシンなどのイノシシが嫌う臭いを周りに散布しておくのも有効策のひとつです。ただしイノシシは非常に頭がよく、その匂いを覚えていますので別の対策と併用するのがおすすめです。

シカに有効な対策

害獣被害でも甚大被害を出すのがシカによる被害です。シカの有効策もイノシシと同じで、フェンスで畑の周りをかこってしまう方法があります。

また確実に被害を食い止めるためにもシカを見つけたら捕獲してしまって、これ以上個体数を増やさないようにすると言う方法も考えられます。

その他の害獣の農作物被害についてはこちら → 害獣とは?人間に害をもたらす動物について

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