見た目とは裏腹な凶暴性:アライグマについて

アライグマ

アニメキャラクターとしても馴染みが深く、かわいらしいルックスのアライグマですが、実は人間に害を及ぼす害獣の一種なのです。アライグマの生態や人間に及ぼす被害、対策について紹介していきます。

アライグマの生態

アライグマは体長が40~60センチ、体重が6~8kgと人間の赤ちゃんくらいの大きさです。赤ちゃんのアライグマはかわいくて動物園などでも人気です。しかし成長すると凶暴性が増して、飼育することさえも難しくなるのです。

アライグマの特徴

かわいらしい見た目からは想像もつかないくらい、アライグマは凶暴性が高いのです。人間によくなついてペットとしても飼えると言う印象がありますが、気性が激しくて予測不能な行動をとることがあります。

アライグマは基本的に単独もしくは親子で行動しますので他の害獣のように群れを作って行動することはほとんどありません。冬は冬眠するイメージもありますが、年間を通じて活動していますし夜行性ですから昼よりも夜をメインに活発に活動します。

行動や食べ物

アライグマは行動範囲が広いのが特徴です。主な生息場所は森林や湿地、農耕地、市街地など特定の生息場所がないため、田舎だけでなく都会でも出没する害獣なのです。

しかも繁殖能力も高く個体数は増え続けています。雑食性で何でも食べますので、植物だけでなく昆虫や小動物なども獲物になります。

アライグマのもたらす被害と対策

もともとアライグマは日本で昔から生息していた害獣ではなく、アメリカからやってきた外来種だと言われています。

アライグマの被害

アライグマの被害のひとつとして社会問題化しているのが感染症の媒介です。野生のアライグマはさまざまな菌をもっていて、それらがアライグマを通じて広がっているのです。気性の激しい動物ですから人間にも襲い掛かってくる危険性があり、万が一噛まれてしまうとそれらの病原菌が移ることもあるのです。

また雑食性ですから農作物が被害に遭う事もありますし、ゴミやペットフード、家畜などの飼料が食い荒らされたという報告もあります。

他にも納屋や家屋への侵入被害、糞尿による被害も報告されています。また既存の希少種を餌とすることもあり、生態系にも悪影響が出てきてしまっています。

アライグマの対策

アライグマによる被害を受けないため、防ぐための対策はいくつかあります。ひとつは電気柵の設置です。畑などへの侵入被害が著しい時は畑の周りを電気柵で覆ってしまいます。柵に触れると電流が流れるようになりますので、高い撃退効果が期待できます。
アライグマは学習能力が高いですから、一度痛い目にあうとそれを覚えていて再度その付近へも近づかなくなるでしょう。

他にも音や光を出す装置で追い払うという撃退方法もあります。アライグマはもともと夜行性ですから強い光や音が出るとそれに驚いて、その場所に近づかなくなります。

罠で捕獲すると言う方法もあります。繁殖力もあり個体数が増え続けるのであれば捕獲して処分するのです。アライグマ用の罠も販売されていますので、購入して使ってみるのも手段のひとつです。

その他の害獣についてはこちら → キツネについて

まとめ

アライグマの被害を防ぐためにもアライグマが侵入してこないようにすることも大切です。

侵入口を作らない

アライグマは小さな隙間を狙ってそこから侵入して被害を与えますので、侵入できそうな場所を完全にシャットアウトしましょう。

これは自分だけで行うのではなく近所の方と協力することで、その地域にアライグマが侵入するのを防ぐ効果が期待できます。

アライグマが好むものを置かない

生ごみなどの臭いを嗅ぎつけてアライグマが寄ってくる事がありますので、ゴミの管理を徹底することも対策につながります。

ゴミの時間帯を守らないとゴミが長時間放置されてそれがアライグマを引き寄せる原因を作ります。ゴミを出す時間を地域ぐるみで徹底するとより効果的です。