害獣とは?人間に害をもたらす動物について

時間と歴史

世の中には人間以外のいろいろな種類の動物が存在していますが、中でも人間に危害を加える可能性の高い生物のことを害獣と呼んでいます。害獣とは一体どのような生物のことをいい、具体的に私たち人間にどういった被害をもたらすのかを詳しく見ていきましょう。

害獣という言葉を考察する

害獣という言葉はあまり耳慣れないかもしれませんが、主に人間活動に害をもたらす哺乳類全般を指す言葉として使われています。

害を与える哺乳類

動物園では観賞用として楽しめる動物でも、野生のそれに関しては人間にとって憎き存在となることがあります。

人間に害を与える虫のことを害虫と呼びそれらの駆除グッズが多く販売されているように、動物でも人間に害を与えるものを害獣と呼び、それらの駆除グッズだけでなく対策についても紹介されているのです。

害獣とは

害獣と呼ばれている動物について具体的名動物名を知らない方も多いでしょう。人間が受ける被害が大きい動物として、クマ、イノシシ、犬、シカ、サル、タヌキ、キツネ、イタチ、オオカミ、モグラ、コウモリ、猫、ネズミといった私たちの身近にいる動物も多く含まれているのです。

実際に被害に遭った経験がないと、こんなかわいい動物なのにと感じるかもしれませんが、実際に被害に遭った事例を聞いてみると害獣の恐ろしさや危険性がよくわかるでしょう。場合によっては人間が命を落とすほどの危険な害獣被害もありますので、十分な対策や注意が必要なのです。

害獣と人間の歴史

世間一般で害獣と呼ばれている動物たちは、昔から日本で生息していた種類がほとんどです。昔から人間は害獣から何かしらの被害を受けていたと考えられますが、昔の人はどのように害獣と付き合っていたのでしょうか。

江戸時代の害獣被害

昔の害獣被害に関する情報は歴史書物から垣間見ることができます。江戸時代に書かれた書物からも害獣被害に関する記載が見つかります。

加賀の国(現在の石川県)ではソバを栽培していたのですが、野鳥による被害を受けていたと報告がありますし、シカ、もぐら、からす、かも、キツネ、スズメ、キジ、ハト、イノシシ、シカ、ウサギといったさまざまな害獣からの被害があったと記載されています。

 昔の害獣対策

現代では便利な害獣対策グッズが販売されているのですが、昔はどのような形で害獣対策が行われていたのでしょうか。昔の書物からその対策をうかがい知ることができます。ネズミに対しては猫を飼う、イノシシ対策として犬を飼うといった害獣に対して害獣で対策を取る対策が主に行われたいたようです。

他にもお札などで害獣が寄ってこないようにするという神頼み的な対策も行われていたという記述があります。

害獣の被害とは

害獣による被害の実態を知っておくことで、害獣に対する適切な対策の重要性を理解できるでしょう。

人間が直接受ける被害

害獣にもいろいろなタイプがいますが、人間が直接被害を受ける危険性が高いのがクマやイノシシです。近頃は森林などが伐採されてクマの生息場所が少なくなり、餌を求めて人間の住む地域まで足を延ばす事例が増えてきています。

クマは人間も襲ってきますので、運が悪ければ命を落としてしまうこともあるのです。イノシシも同様で、畑を荒らすだけでなく人間に突進してきて人間にケガをさせることもあります。

農作物が受ける被害

畑を荒らす害獣も多くいます。イノシシ、シカ、サル、クマといった害獣による畑あらしは毎年報告されています。またカラスやその他の鳥が農作物を食べてしまう被害も多く聞かれているのです。しかもこれらの害獣被害は年々上昇傾向にあると言われています。

その原因として地球温暖化、集落の過疎化、害獣の餌が多い自然や耕作地が減少したことなどが挙げられます。

その他の害獣の農作物被害についてはこちら → 害獣の農作物被害について